うちの芝が青くて青くて

soi

2013年05月16日 01:00

円安で外国人観光客が増えてるってニュースは本当なんでしょうか?
タイでは逆に、バーツ高で観光客が減ることを心配してるようです。
なあんてグローバル経済でも語るかと見せかけて、
ぼくが気にすることといえば、
「タイからの輸入食材が値上がりしないといいな」ぐらいなもんです。
超利己的、かつミクロですみません。



値段は、いくら祈ろうが思考を楽観的に努めようが、
上がるときは上がるので(そして必要な物は買わざるをえないので)、
楽しい妄想でもエスカレートさせて気分を変えたいと思います。

タイ製の瓶詰めとか缶詰を開封(開栓)するとき、
いつも思うことがあります。


例えば↑これ。
輪っかのとこを引っ張ると、
その下に直径3mmぐらいの穴が開くようになっています。
でも実際は、2回に1回は輪っかだけが虚しくちぎれます。
実に、失敗の確率50%

↓はココナッツミルクの缶詰ですが、


これもコツをつかむまで、
プルトップ部分だけがちぎれて缶は結局缶切りで開けるという、
無駄な二重作業を繰り返しました。

こういう、構造の目的をさっぱり果たさない工業製品は、
タイ製品にありがちです。
日本のツナ缶でもやきとり缶でも珍味缶でも、
はたまた麺つゆのボトルでも焼肉のタレの瓶詰めでも、
輪っかだけが取れたことなんて(少なくともぼくの人生において)
一度たりともありません。
それどころか、いくつかのキャップなんて、
使い終わった後のプラ部分の分別のことまで考えられていて、
するっと外れる構造だったりします。
その分解のスムーズなことといったら、
バッティングセンターでうまいことミートして
ホームランのボードにライナーでぶち当たる感触にも匹敵します。

タイの調味料を新しく開けるとき、
ぶちっといかないように細心の注意を払っていると、
同時に「日本製品はなんて完成度が高いんだろう」
と自国の工業人たちの完璧な仕事に感服するわけです。

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